お茶会&アフタヌーンティーの本当のマナーとは?
先日は、イギリス専門誌「RSVP」が実施して大人気だったアフタヌーンティーのエチケット&マナー講座を、関西日英協会主催を受講して参りました@ リーガロイヤルホテル大阪
講師はもちろん英国の「ブリティッシュ・スクール・オブ・エチケット」代表のフィリップ・サイクス先生。通訳はスチュワード麻子先生、プロデュースRSVP 新宅編集長
伝統的なイギリス式ソーシャルマナーの講師として世界各国で指導を行うサイクス氏による講座を、アフタヌーンティーをいただきながらの受講でした🎵。
ムラサキ姫をお誘いして参加しましたら、会場でReikoさんとバッタリお会いしました。昨夏ロンドンで受講なさったのに次いでご友人と今回もご参加でした。
今までいろいろな所で、アフタヌーンティーの頂き方などや、マナーも学ぶ機会がありました。フィリップ先生から伝わったメッセージは
「アフタヌーンティーは、みんなで集まって美味しいお茶とティーフーズを楽しみながら、おしゃべりするのが目的です。」
マナーとは、あくまでも自分がお会いする相手を不快にさせないという思いやりのあらわれ。テーブルマナーに固執するあまりに楽しめないのではもったいないです」
ということ。
対比なさってお話しくださいましたが、以前日本で茶道体験をなさったとき、たくさんの決まり事(作法)があるのだ驚かれたようです。
私も裏千家お茶名拝受までにはたくさんの作法を学びました。
日本人のこの感覚からつい
「アフタヌーンティーって、本場のイギリスではどんな風に出されるの?どういう風にいただくの?」を知りたくなってしまいます。
何しろ1840年代に生まれた風習ですから、今日に至るまでに様々な変化がありました。
当たり前ですよね、どんな食習慣も食文化も、時代とともに変化します。
現在のマナー、という点では、フィリップ先生はエキスパートです。
アフタヌーンティーはあくまでも、美味しく楽しくおしゃべりして過ごすもの。
では何故、カトラリーのセットの仕方や召し上がり方を、フィリップ先生がレクチャーくださるかというと、アフタヌーンティーをする時に、どの方にも自信を持ってリラックスして欲しいからです。
正しい振る舞い方を身に着けていれば、どこに出ても安心してリラックスできます。
食べ方を知っていれば、色々なことを気にすることなく、美味しく召し上がれます。
アフタヌーンティーはイギリスの習慣です。
イギリス人ですら知らない人が沢山いるのに、日本にいてそのエチケットを知らなかったからと言って、恥ずかしいことなんて何もありません!
日本人さえ日本のの茶道、煎茶道の作法を知っている人のほうが少ないのですから。
対比なさってお話しくださいましたが、以前日本で茶道体験をなさったとき、たくさんの決まり事(作法)があるのだ驚かれたようです。
究極なことを言えば、他人を不快にさえしなければ、アフタヌーンティーをルールと違った召し上がり方をしたところで別にどうってことないと思います。
アフタヌーンティーは優雅なものですし、来る方は非日常な優雅さを求めて来るのですから、その雰囲気を壊さない、というのがこの場合の思いやり、マナーですね。
いくら「好きにして良い」と言われても、周囲の雰囲気を壊すような行動はやはりマナー違反ですが、そうでなければ固くなってしまう必要はないと思います。
そして翌日は煎茶会へ
京都黄檗山萬福寺の春の全国煎茶道大会へ参りました。
恒例の一番のお楽しみは「煎茶美風流」のお席です。
日本のお茶会も参加する方がリラックスでき、ご縁で集まった同席の方々と一時を楽しむ
お家元ご自身もとても楽しんでいらっしゃるとおっしゃっていました。
テーマ「陰陽五行」私は「青」のお部屋でした。
お家元からは「中庸に生きる」指針を頂いたり、お客様をリラックスさせ、楽しんでいただけるかを学ばせていただきました。
世界共通の「みんなで集まって美味しいお茶とティーフーズを楽しみながら、おしゃべりするのが目的です。」を体感した二日間でした。
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